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銀行からの転職を後悔しないチェックポイント6選

たくさんの転職エージェントのテレビCMが流れ大転職時代と言われる2023年。かつてのように「転職35歳限界説」のような風潮は感じられなくなっているようです。そのような時代においてもやはり「転職して後悔した」という声も時折聞かれます。そこでこのコラムでは金融機関において数度の転職を経験した「転職のエキスパート」である筆者がかつての経験から「転職を後悔しないチェックポイント」を6つ挙げます。

目次

1.自己分析をしっかり行う

この自己分析が転職において最も大切な期間です。「なぜ自分は転職したいのか?」という自分にとっての根源的な理由を突き詰めることが最も大事です。
例えば、転職の本音ベースのきっかけは人間関係の悪さや給与の低さと言われます。職場での人間関係が原因の場合は、部署異動や別の営業店への異動で解決できるかもしれません。給与が低いとしても、それは自分の頑張りの無さからなのか?そもそも給与が低い部署・部門だからか?そもそも給与水準が低い業界だからか?など、さまざまな問いを繰り返して紙に書き出してみることをお勧めします。

2.前向きな転職であるか

以下の記事(「銀行からの転職!銀行員の強みと向いている業界とは?」)の文中では、ストレス耐性についた書かれた項目があります。

銀行員は、日々「きついノルマ」と「上司・同僚・部下、さらにお客さまからの有形無形のプレッシャー」にさらされて業務を行っています。しかし、その2つのストレスを克服するパワーがある前提だからこそ転職は実のあるものになります。

これらのストレスを克服できる前提である転職ならば転職先との面接も実のあるものになり、内定を得やすいからです。そうでないと、入社してから後悔につながりやすく、入社してから「やっぱり銀行員の方が良かった」「こんなインフラが整っていない会社だと仕事にならない」などの不満や後悔が噴出しがちです。

一方で、もし余りに理不尽な嫌がらせや犯罪的な行為を受けているとしたら我慢することはおすすめできません。転職を考えることをおすすめします。肉体的・精神的に健康であることが人生をより良く生きることにつながるからです。ここで言いたいことは前述した自己分析を行った上で、前向きに転職に踏み出したどうか、ということです。

3.転職先の仕事は本当にやりたい仕事か

「転職できればどこでも良い」「給料が上がればどんな会社でも良い」という人がいます。確かに一定水準以上の成果を挙げた方にとっては同業他社より給与が低い状況は我慢できないと思います。ただ、今一度考えるべきは、

「転職先の仕事は本当にやりたい仕事か」

ということです。好きな仕事は長続きします。好きな趣味であれば時間が過ぎるのが早く感じたということはないでしょうか。同様に、もし銀行員が好きな仕事であれば日々充実し長く仕事ができることでしょう。逆にそれほど好きな仕事でなければ、また転職活動を再開することになるかも知れません。

4.仕事選びを人任せにしていないか

転職エージェントを活用することは転職をより良いものにするためには結構なことだと思います。しかし、転職エージェントの言いなりで転職してしまうと後悔することもあります。筆者は最近、古くから知り合いの転職エージェントから、

「この頃の転職エージェントの質が低下していることは本当に嘆かわしい」

という話を聞きます。その質の低下という意味は、昨今は一種の転職ブームとなっており単に転職希望者の履歴書と職務経歴書を、単に保有する案件に当てはめて右から左に企業に提出させ、入社させる者が多いというのです。中には実際に会うどころか、ウェブ会議や電話面談での転職に対する考え方等のヒアリングすらせず、Eメール上の事務的なやり取りだけで応募させる転職エージェントもいるとのことです。

確かに転職エージェントは自分では思いも寄らない転職候補先を紹介してもらえることもあります。ただそれ以前に自分自身の転職のあり方、やりたい仕事、入社したい業界や企業についてよく考えた上で、転職エージェントを活用するのをおすすめします。

5.銀行の仕事から離れることに本当に後悔は無いか

銀行員は一般にエリートの部類の職業です。特に地銀はその地域随一のエリートと言われることが多いと言えます。就職が決まった時に、随分と褒められたことがある人もいるでしょう。そして銀行は未だに中途採用が他業界に比べて少ないのが現状です。銀行員というポジションを、ストレスなどの一時の感情で離れて良いかどうか?その点について今一度考えてから転職に踏み出すことをおすすめします。

6.生え抜きのポジションを捨てることに後悔は無いか

金融機関、特に銀行員の場合は「新卒生え抜きではないと役員昇進は無理」という一種の不文律があります。新卒生え抜きというポジションは一生に一回のみです。
銀行に限らず、ある程度社会人経験がありひとつの会社で長く勤務した経験がある方は分かると思いますが「あんなボンクラが何で役員なんだろう」と一度は思ったことはあるでしょう。同様に生え抜きから長期間銀行に勤めていると、根回し等コミュニケーションスキルに長けた人間の場合、仕事がそれほどできなくても出世するようなケースは多々あるわけです。

転職してしまうとその長期間築いてきた人間関係がゼロにリセットされてしまうのです。転職先が長い歴史のある金融機関だとしたら、転職先でどんなに仕事ができても役員まで昇進するのは絶望的と言えます。
ここで言いたいことは、

  • 限りなく頂点まで出世することがキャリア目標なのか
  • それとも、仕事そのものが好きなのか

といった問いを転職前に十分に検討すべきということです。

まとめ

以上のようなチェックポイントを踏まえて、転職に踏み出すことを決意したら、自分自身の強みやライバルの動向等も整理して、具体的な転職先を絞り込みましょう。
銀行が属する金融業界では、AIをはじめとしたフィンテック化が進展し業界全体として大きなうねりの時期を迎えています。IT技術を金融業務に活用した金融サービスを提供するフィンテック企業は、コロナ禍による一種の後押しを受けつつ伝統的な金融業界を尻目に急速に市場を拡大しています。
しかしながら銀行員は、

  • 数字に強く論理的思考力が高い
  • ストレス耐性がある
  • リスク感応度が高い

といった銀行員ならではの強みがあります。銀行出身者は証券会社、アセットマネジメント会社、そしてIFAといった金融業界はもちろん、金融業界の他にも不動産会社や公務員など堅実な業界において求められます。

以上、このコラムでは銀行からの転職を後悔しないためのチェックポイントをご紹介しました。
「1.自己分析をしっかり行う」「2.前向きな転職であるか」「3.転職先の仕事は本当にやりたい仕事か」「4.仕事選びを人任せにしていないか」「5.銀行の仕事から離れることに本当に後悔は無いか」「6.生え抜きのポジションを捨てることに後悔は無いか」と6つのポイントを挙げましたが、私の経験上その全てが大事なポイントでした。
実のある転職活動になることをお祈りします。

\ 銀行からの転職を検討している方必見 /

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