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証券会社からの転職!営業マンのアピールポイントとは?

証券会社からの転職は銀行からの転職とは別の意味で幅広い転職先を選択できるかと思います。

特に営業マンとしての経験は精神力の強さとコミュニケーションスキルの高さから、活かせる業界はかなり幅広いと思います。このコラムでは証券会社の営業マンが転職の際に強調すべきアピールポイントについてご紹介します。

目次

証券会社の営業マンの強みとは?

アピールポイントをご紹介する前に、まずそのベースとなる証券会社の営業マンの強みを整理してみましょう。証券会社の営業マンの強みはどの業界でも活用できるスキルであると考えられます。

こちらの記事(「証券会社からの転職!証券マンの強みと弱みとは?」)では、その証券会社の営業マンの強みを整理していますので、まずは参考にしつつ自身の強みについて整理しましょう。

証券会社の営業マンのアピールポイントとは?

以上のような強みをベースとして、証券会社の営業マンが転職活動を進める際はどのような点をアピールすれば良いのでしょうか。ここではその一例を以下の通り列挙します。

1.数字に対する強さをアピールする

ここでの数字は「ビジネスの結果としての数字」と「計数としての数字」です。
証券会社に限らず、ビジネスにおいて最重要視されるのは結果です。ビジネスにおいてプロセスを重視するのはあくまでも売上や利益としての数字があってこそのことです。
また、「計数としての数字」とは進捗やスケジュール、達成度等を見える化・管理し、上司・同僚・部下には示すことが出来る人間はどのビジネスのフィールドで有利です。面接においてこれら2つの数字に強い人材としてアピールして認識してもらいましょう。

2.営業で培ったスキルをアピールする

証券会社、特に営業マンは、営業の現場の場数を踏むことで対人スキル(コミュニケーション力)が身につきます。このスキルをどのように活かしてきたかという実績と、志望企業においてどのように活かすことかできるのか整理しておきましょう。ポテンシャルが重視される新卒と違い転職では実績の評価が8割です。

3.知識だけではない自分だけの経験をアピールする

証券会社、特に営業マン出身の方に求められるのは金融に関する知識もさることながら、「強い精神力」「コミュニケーション力」に代表される現場での経験です。知識は誰が持っていても見分けがつきません。知識だけでなく、自分自身がビジネスで築いてきた経験をアピールすることが大事です。面接の前にしっかり整理しておきましょう。

4.志望業界・職種・企業のリサーチ

自身のスキルや経験を整理することが最も大事ですが、志望業界・職種・企業に関するリサーチをしておくことは大前提です。これがないと志望理由が曖昧のものとなり、面接の場でも突っ込まれる可能性があります。逆にこの点を詰めておくと仕事への意欲が高い人材として企業側に認識されます。

アピールポイントを整理したら転職エージェントにアピールしてみるのも手

ただ、上記のような視点でアピールポイントを自分自身の経験から整理しても、ひょっとしたら独りよがりなアピールになってしまうかも知れません。

数字でアピールするにしてもその背景が重要

上記の通りアピールは数字で行う、つまり定量化することはアピールの定石です。例えば、

「私の営業での数字は○○です。この数字は私が在籍した支店の中ではトップです」

といった具合です。ただ、この数字についてアピールすることは意外に難しいものなのです。なぜなら単に数字を実績として上げるだけでは、その証券会社、そしてその証券会社の中でも営業店によって数字の重みがどれだけなのかが分からないからです。

「その所属する証券会社は業界内でどれくらいの規模の会社なのか?総合証券会社であってもそれは大手5社なのか?そうではないとすると準大手なのか?もしくは中堅なのか?それとも地場証券や特定商品に強みをもった証券会社なのか?」

「その証券会社のその支店の顧客の中心は富裕層なのかサラリーマン世帯の退職者なのか?」

「その獲得した数字は新規顧客なのか?それとも既存顧客のリテンションによって挙げた数字なのか?単に先輩社員が種を蒔いた顧客を刈り取りしただけじゃないのか?」

など、規模や顧客属性、状況による「数字の背景」が求人先によって重要な場合があるのです。転職で戦うライバルは同じ証券会社や同じ営業店の人間ではありません。全く別の証券会社かも知れませんし、ひょっとすると同じ証券会社の別の営業店の人間かも知れません。また証券会社ではなく別の業種の人間かも知れません。

つまり転職先に数字でアピールするにしても客観的な視点が必要不可欠ということです。

アピールに客観的な視点を与える転職エージェント

このような敢えて悪い言葉を使えば「独りよがりな数字アピール」を客観化するには、転職エージェントの活用が適しています。転職エージェントに接触するとまず面談前に、

「履歴書と職務経歴書を提出してください」

と言われることが多いものです。もしくは転職サイトに登録してあるWEB履歴書をチェックします。彼らはそこからその転職希望者の技量を測ります。文章が論理的になっているかは当然として、この方はどんな実績があるのかアピールをしたいかというのをまず注目するのです。「デキる転職エージェント」は、求職者との面談の場でそのアピールする数字の裏にあるエピソードをヒアリングするはずです。

このような転職エージェントの面談は自分のアピールを客観化できているかどうかをチェックする絶好の場です。是非、活用してみましょう。もし、その転職エージェントが求職者のアピールに対し何も意見がない場合は、あなたのアピールが十分かその転職エージェントに技量がないかのどちらかです。

技量がない転職エージェントとは

上記では「転職エージェントに技量がない」と書きましたが、それはどういう転職エージェントを指すのでしょうか。それは取りも直さず、

「転職者にアドバイスが出来ない」

転職エージェントに他なりません。筆者は100名超の転職エージェントと接してきましたが、残念ながらこの類転職エージェントは少なくありませんでした。ではそのような転職エージェントは求職者に何を提供しているのでしょうか。それは、

「転職情報の提供」

することのみです。少なくとも筆者が接触した転職エージェントの中には求職者が履歴書と職務経歴書を送ると、電話をかけてきて推薦状を書くための経歴を求職者に話させた後は求人案件の説明をして応募するだけ、という人が存在しました。実時間は15分程度で感覚的には100人転職エージェントが居れば30人がそのような方でした。ただし、会社によっては中途採用の入口は転職エージェントのみという会社が多いのが事実ですし、過度に転職エージェントに相談をしたくないという方もいるかも知れませんので、それはそういう転職エージェントと割り切って付き合うことも「あり」でしょう。

証券会社の営業マンのアピールポイントを活かす転職先とは?

上記までで自身の強みを把握してアピールポイントを整理し、そのアピールポイントを客観視して見直すことが出来ましたら、次はそのアピールポイントを活かす転職先を具体的に考えてみましょう。例えば以下のような業界が考えられます。

  1. 他の証券会社
  2. 銀行
  3. コンサルティング会社
  4. M&A仲介会社
  5. 不動産会社
  6. アセットマネジメント会社
  7. IFA

これらの詳細については別のコラム(「証券会社からの転職先7選!」)で詳細にご紹介します。

ぜひご覧ください。

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