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金融業界からの転職、成功のための戦略を解説!

金融業界に勤務してしばらく経つと自信も芽生えて「新天地でもっと実力を試したい」という気持ちになるかも知れません。ただ、実際に動き出す前にこの記事を読んで一度は立ち止まって考えてみましょう。
この記事では、金融機関からの転職を成功させるための戦力をご紹介します。

目次

動き出す前に

安易に転職活動を始めるのは危険です。流されるように転職活動を初めてしまうとその後のキャリアも流されるようなものになりがちです。そこでまずは動き出す前にいくつか準備をしてみましょう。

自己分析をしっかり行う

この自己分析が転職において最も大切な期間です。「なぜ自分は転職したいのか?」という自分にとっての根源的な理由を突き詰めることが最も大事です。
例えば、本音ベースでの転職のきっかけは人間関係の悪さや給与の低さと言われます。しかしながら、職場での人間関係が悪化して職場に居場所がなくなったとしても、それは部署の異動や別の営業店への異動で解決できるできることかも知れません。給与が低いとしても、それは自分の頑張りの無さからなのか?そもそも給与が低い部署・部門だからか?そもそも給与水準が低い業界だからか?など、さまざまな問いを繰り返して紙に書き出してみることをお勧めします。

前向きな転職であるか

金融マンは、日々「きついノルマ」と「上司・同僚・部下、さらにお客さまからの有形無形のプレッシャー」にさらされて業務を行っています。しかし、その2つのストレスを克服するパワーがある前提だからこそ転職は実のあるものになります。

これらのストレスを克服できる前提である転職ならば、成長のための良い転職先が見つかるでしょう。そうでない場合は、入社してから後悔につながりやすく、入社後に「やっぱり元の職場の方が良かった」「こんなインフラが整っていない会社だと仕事にならない」などの不満や後悔が噴出しがちです。

もし、余りに理不尽な嫌がらせや犯罪的な行為を受けているとしたら我慢する必要はないでしょう。転職を考えることをおすすめします。肉体的・精神的に健康であることが人生をより良く生きることにつながるからです。ここで言いたいことは前述した自己分析を行った上で、前向きに転職に踏み出したどうか、ということです。

転職先の仕事は本当にやりたい仕事か

「転職できればどこでも良い」「給料が上がればどんな会社でも良い」という人がいます。確かに一定水準以上の成果を挙げた方にとっては同業他社より給与が低い状況は我慢できないと思います。ただ、今一度考えるべきは、

「転職先の仕事は本当にやりたい仕事か」

ということです。好きな仕事は長続きします。好きな趣味であれば時間が過ぎるのが早く感じたということはないでしょうか。同様に、もし銀行員が好きな仕事であれば、日々充実し長く仕事ができることでしょう。逆にそれほど好きな仕事でなければ、また転職活動を再開することになるかも知れません。

仕事選びを人任せにしていないか

転職エージェントを活用することは転職をより良いことにするためには結構なことだと思います。しかし、転職エージェントの言いなりで転職してしまうと後悔することもあります。筆者は最近、古くから知り合いの転職エージェントから、

「この頃の転職エージェントの質が低下していることは本当に嘆かわしい」

という話を聞きます。昨今は一種の転職ブームとなっており、それゆえに転職事業への参入も増えました。その結果、単に転職希望者の履歴書と職務経歴書を、保有する案件に当てはめて企業に提出させ、入社させるケースが多いというのです。中には実際に会うどころか、ウェブ会議や電話面談での転職に対する考え方等のヒアリングすらせず、Eメール上の事務的なやり取りだけで応募させる転職エージェントもいるとのことです。

確かに転職エージェントからは自分では思いも寄らない転職候補先を紹介してもらえることもあります。ただそれ以前に自分自身の転職のあり方、やりたい仕事、入社したい業界や企業についてよく考えた上で、転職エージェントを活用するのをおすすめします。

金融業界の転職動向

金融業界では、AIをはじめとしたフィンテック化が進展し業界全体として大きなうねりの時期を迎えています。IT技術を金融業務に活用した金融サービスを提供するフィンテック企業は、コロナ禍による一種の後押しを受けつつ伝統的な金融業界を尻目に急速に市場を拡大しています。この動きを受けて、人員削減をする職種と積極的採用に動く職種の二極化が進んでいるのが現状のようです。

金融業界は、他業界に比べ未だ新卒採用が中心です。しかし、昨今国を挙げて注力する方針を示した「資産運用」業界の中核であるアセットマネジメント業界など中途採用を積極的に行っている業界もあります。金融業界は銀行、証券、保険、アセマネ、リース、カードといった誰もが知る業種の他、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、M&Aアドバイザリーなどさまざまな業種があります。職種も営業・ミドル・バックなど幅広い上に、日系・外資という選択肢もあり、金融業界とひとくくりにすることが難しいという特徴があります。

また、新型コロナ感染拡大の影響で採用は抑制されていましたが、「with コロナ」が浸透し採用活動はすでに回復傾向にあります。面接も初期段階ではウェブ面接が中心であり、対面での面接は最終段階のみという企業が多いのが現状です。

金融業界からの転職を成功させるために

転職を決意しましたら、具体的に動き出しましょう。ここでは行動に移すにあたって留意すべきポイントを列挙します。

自分の強みを整理する

銀行や証券会社など自身の出身業界で培った強みの他、その業界で培った自分自身の強みを整理します。例えば銀行員でしたら、以下の記事(「銀行からの転職!銀行員の強みと向いている業界とは?」)が参考になるかもしれません。

転職活動は自分がどれくらいその会社で活躍できる人間であるかをプレゼンテーションをする場です。自分の強みを漏れなく整理しましょう。

絞りすぎない

「この業種、この会社では自分の経験を活かせない」という先入観を持つ前に、まずはこれまでのキャリアとの共通点を探してみる方が、より良い転職先を見つけることにつながります。

トレードオフを受け入れる

金融業界は一般に年収が高い傾向にありますがそうではない企業もあります。しかし転職する理由は年収面だけではないはずです。例えば業界やその会社単体での将来性、キャリア目標にフィットしているかという観点です。また、ワークライフバランスも大切でしょうし、そのために年収が下がるというトレードオフも自身の転職理由によって受け入れる心構えが必要でしょう。

仕事の進め方や社風のフィット感の確認

スタートアップのような「スピード」を重視する社風の企業があるとします。仮に「課せられた目標は100%以上に上げられるが、じっくり考えたい」という方が「100個のアイデアを3日以内に提案してほしい」という企業に入社した場合、良い評価を得られない場合があります。このように自覚している以上に前職でのやり方が染みついているわけです。仕事の進め方や社風がフォットするかについても面接等で確認しましょう。

転職エージェントを利用する

金融業界からの転職は転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントが特に重要なのは「転職エージェントでしか扱っていない求人案件が存在する」ことです。特に金融機関への転職についてはその傾向が強いと言えます。その他、外部からはわかりにくい社風や待遇等の情報提供するため、心強いサポート役となるでしょう。

まとめ

このコラムでは金融業界の転職動向の概観や心構えをまとめました。本格的に転職に動き出す前の情報収集の材料として是非とも参考にして頂ければ幸いです。

また転職エージェントの利用を考えた際には、アドバイザーナビに相談することをおすすめします。
野村證券出身者が立ち上げた会社で、『金融機関が選ぶ転職に使いたいサービスNO .1』にも選ばれた金融特化の転職エージェントです。エージェント全員が証券会社出身なので、金融業界特有の事情なども理解した上で相談に乗ってくれるでしょう。

\ 銀行からの転職を検討している方必見 /



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